目的

リリース直前に実施する一連のテストでは、
・上流工程でユーザーが提示する要件は、構造的に分解して可視化することが難しい
・テスト工程の後半に至るまで、上流工程の要件を正確に継承することが困難である
といった、“システムテスト~リリース判定段階固有の難しさ”がある。
本講座は、上記の課題に対応した “システムテスト”の実践的な方法を解説する。

概要

設計成果物から網羅性を考慮してテストケースを導く方法、要件の重要性を判定するための “QFD手法”とその適用事例、受入テストや品質判定など間接的なテストを行う際の留意点 などを中心に、“システムテスト”の実践的な方法を解説する。

目標到達レベル

テストを含めた、総合的な「ソフトウェア品質管理」の考え方とポイントが理解できる。
要件の重要性を判定するための“QFD手法”と、その適用事例が理解できる。
V&V:検証(Verification)と妥当性確認(Validation)の考え方と適用方法を理解できる。
設計成果物から、網羅性を考慮してシステムテスト・ケースを導く方法がわかる。

受講者の前提知識

3~4年の実務経験、もしくは「基本情報技術者試験」合格と同程度の知識を有すること。

標準カリキュラム

1日目 1.品質管理と“QFD手法”
2.テストの原理と基本的な考え方
○演習1:テストパターン/テストケースの洗い出し
3.テスト結果分析とリリース判定
○演習1:リリース判定
まとめ

定員

24名